〒505-0021 岐阜県美濃加茂市森山町4-3-13

営業時間
ランチ11:30~15:00
ディナー17:30~22:00
定休日
火曜日 第2、第3月曜日

 改めまして、店主の加藤英己です。シエスタのホームページにお立ち寄りいただけたことに感謝します。素人の私自ら制作したホームページですので、見難い箇所も多々あると思いますが、どうかご興味のあるページだけで結構ですので、ご覧いただけると幸いです。

 このページは、シエスタの開店にいたるまでの物語を綴るらせて頂きます。私の昔の話や店に対する想いなどを語らせて頂きました。(少し照れくさいですが・・・。)

 なぜシエスタを開店したのか?もう一度初心に帰り、原点を探したいと思いました。そして迷ったときは原点に返る。 『自分自身にとっての原点回帰』のページになれば』という想いで作りました。皆様にとりましては、退屈なページになりましょうが、加藤のわがままをどうかお許し下さい。

お腹も心も満腹に

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食べることは

楽しいこと 

加藤英己  

1975年 7月3日生まれ B型  

岐阜県加茂郡川辺町出身 

長野大学社会福祉学部卒業

 

職歴 

学生時代に長野県の老舗スペイン料理店でのアルバイトがきっかけで料理人を志す

スペイン風バル・イタリアンレストラン等で修行

26歳で地元に戻り、2001年に洋風田舎料理シエスタを開店

 

油だらけのチャーハン

 

幼い頃から、料理をするのが好きでした。私の記憶にはないのですが台所に立つ母親の隣に来て『僕にもやらせて!』とせがんだそうです。

 

記憶をさかのぼってみると、初めて一人で料理を作った料理はチャーハンだったように思います。

 

小学生の低学年のころ、家族で行ったラーメン屋さんのチャーハンがとても美味しくて、『何であんなにお米がパラパラしてるんだろう』と興味しんしんの加藤は、自宅でチャレンジ!『きっとサラダ油をたくさん入れればパラパラチャーハンが出来るんじゃないか!』と考え家族のお昼ご飯を作りましたが・・・・・


結果はギラギラ、ベトベト、油まみれのチャーハン それでも家族は完食してくれたように思います。食べ終わった頃には、みんな唇がツヤツヤ光ってました


『料理の道は甘くない!』と子供心に思いました。

 


大失敗のデビュー作でしたが、料理への興味がなくなることはありませんでした。親戚のおばさんが作ってくれた卵焼き。

 

『おばさん、どうやって作るの?』 

『これはね、お出汁が入ってるのよ。』初めて食べた出汁巻き卵でした。早速、自宅で挑戦したことを覚えています。


ある時は、イチゴのショートケーキにチャレンジ!ベーキングパウダーの入れすぎで苦いスポンジ生地になってしまったり。


たくさん失敗しましたが、料理を作るときのワクワク感と、美味しい料理が出来きたときの喜び、美味しそうに食べてくれる家族の笑顔、いつまでも大切にしたい思い出です。

 

小・中学生時代はどちらかといえばガリ勉タイプでした。父親の勧めもあって、将来は公務員になろうと考えていました。テストでよい点数を取ることが自分の全てでした。両親に答案用紙を見せて、喜んでくれるのも嬉しかったし、『周りから勉強の出来る子』と思われたいという願望が強かったように思います。

 

友人はいましたが、はしゃいだり、ばか言ったり出来る感じはなかったですね。とにかくまじめな感じでした。心の底では、もっと友達とはしゃぎたかったし、楽しみたかった。でも、当時は出来ませんでした。少しプライドが高かったのですね。小学生の卒業文集だったでしょうか、『日進月歩』なんて書いたりしてました。賢く見られたかったのでしょうね。

 

その反動でしょうか?現在は同級生がお店に来てくれたりすると、嬉しくて、ばかみたいにはしゃいでしまったりします。足繁く通って下さるお客様にも気持ちは同じです。さすがに、友人のようには接しませんが、『自分に会いに来てくれた!』そんな気持ちで嬉しくなります。

 

目標だった高校に進学したまでは良かったのですが、まったく勉強が手に付かなくなりました。成績は急降下。ある先生に呼び出され『君はやる気があるのか?』  『やる気があったらやってるよ!』そんな感じでした。

 

自分は何がしたいのか分からなくなり退学も考えました。自分はダメな人間というレッテルを貼っていました。

 

高校時代に良く聞いていた音楽、尾崎豊。ネガティブな感情も隠すことなく熱く歌っている歌詞に共感が持てました。ヘッドホンを付けて毎日聞いていると、自分にも何か出来ることがあるような気持ちになれました。  

 

この頃から、自分のとりとめもない感情をノートに書くようになりました。日記という程丁寧なものではなく、書きなぐるような感じでした。不思議とノートに書き終えると微かな充実感が沸いてきました。 『自分も何か表現したい』と思うようになりました。 

 

明確な目標はありませんでしたが、少しの希望を胸に、長野の小さな大学に進学しました。

 

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本棚で埃をかぶっていましたが出てきました。
懐かしくて暫らく読みふけってしまいました。
大学時代には物書きに憧れて出版社に短編小説を送ったこともありました。
でも文才はなかったみたいですね。コックになったのですから。
  その分、口下手ですが・・・ 

現状を変えるために動き出さなくてはという思いから、アルバイトを探すことにしました。数ある求人の中から選んだのは、『スペイン料理・壺屋』。スペイン料理なのに壺屋?なんだか不思議な違和感に惹かれました。

 

私の仕事は皿洗いと、調理補助。聞いたことも、見たこともない食材や料理に興味津々でした。中でも生ハム、パエリア、デミグラスソースに強く心惹かれました。

 

デミグラスソースは、人が一人、入れそうな大きな鍋で、3ヶ月近くも煮込んで作る事を聞いた時には驚きました。シェフが休日もソースに火を入れに来ることを知った時にも熱い情熱を感じました。

 

絵描きでもあったオーナーが仕込む生ハムを、食べさせてもらった時は衝撃的でした。熟成した香ばしい香、絶妙な塩加減と凝縮した旨み、しかも完成までに1年間の熟成が必要とのことでした。『いつか自分でも作りたい』。当時18歳の加藤に新しい目標が出来ました。

 

休日は、コックさんに教わった料理を友人に振舞ったりしていました。『こんなの食べたことないよ!お店出来るよ』なんておだてられ、嬉しくて、嬉しくて。ワクワクしながら料理して、皆を笑顔にできる料理人は素敵な職業だと心から思いました。

 料理の魅力に惹かれた加藤は、もっと色んな料理が見てみたくなりました。昼間は大学に通い、夜はスペイン風のバル、土日はレストランで働きました。若かったとはいえ、かなりハードな生活でした。

 

スペイン風のバル(日本で言えば居酒屋と喫茶店を合わせた様なお店)では、沢山勉強させて頂きました。大変な繁盛店で、特に特徴的なことは、カウンターの席からお客さんが埋まっていくことが多いお店でした。

 

料理が美味しいのはもちろん、なによりマスターが関西の出身の人で、会話がとても面白いのです。少しプライドが高く、口下手だった自分も、次第に冗談を言ってお客さんに楽しんでもらえる様になりました。

 

マスターには、全然敵わなかったですけれど自分に会いに来てくださるお客さんもいたりして。

 

『加藤君の料理美味しかったよ。』なんて言われると仲間が出来たような喜びがありました。

 

 

『お客さんに楽しんでもらうには?』を常に考えていたマスター。料理で会話でお店の雰囲気で、そして何よりお客さんにとても愛されていました。

 

お店は食事をするだけの存在ではないことを学びました。

 

人としても料理人としても未熟だった自分を厳しく仕込んで下さったマスター。今でも心の師匠です。

 

 

 

 

大学を卒業して、迷うことなくイタリアンレストランに就職しました。26歳で地元に戻り、シエスタを開店。2011年の8月で10周年を迎えることが出来ました。私にとって、料理はメッセージ。料理を通じてお客様と心を通わせたいと思っています。

 

 

長々と書きましたが、最後にシエスタにとって反面教師にしたいエピソードを二つ用意しました。

 

シエスタの思いが分かりやすく伝わるエピソードだと思うのですが、いかがでしょう?

 

あるレストランのオーナーの言葉です。

『電話がなったら真っ先にでなさい。お金だから』

この言葉を聴いたとき凄く嫌な気持ちになりました。

『お客さんはお金ですか?』と言い返したい気持ちになりました。

 

 

きれいごとを言うつもりはありませんが、自分がお客さんの立場なら聞きたくない言葉です。

 

お金を頂かなければお店は当然成り立ちません。でも、順番が違うと思うのです。

 

自分はこんな風に言えたらと思います。 

『電話がなったらでなさい。仲間かもしれないよ。』 

 

シエスタの料理や、雰囲気、スタッフを好きになって下さった方は、仲間という言葉の他に表現が見つかりません。 

 

 

もう一つエピソード

 

年末の繁忙期、ディナータイムでした。お店は満席。料理も遅れ気味でした。  

『お待たせして申しわけありません』

御夫婦のテーブルにメインディシュが運ばれた瞬間

 『いつまで待たせるんだ!』と激怒。

 

店内の空気は凍りつきました。

 

シエスタはスペイン語で『お昼寝』を意味します。のんびりと寛いで頂きたく名付けました。

 

多くのお客様は会話や雰囲気を楽しみながら、お料理の来るのを待って下さいます。

そんなお客様の幸せな時間を壊す方は御遠慮下さい。 

 

4年に1度位の間隔でこのタイプのお客さんがみえます。4年に1度というとオリンピックみたいですが、本当に悲しい気持ちになります。 

 

加藤は、皆さんの笑顔に出会いたくてお店をしているのですから。

 

 

 理想のレストランは両思いのレストランです。お店とお客さんが相思相愛。

お腹も心も満腹になって頂きたいので。

 

 

最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

加藤英己

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当店では、本格的なイタリアンとスペイン料理をランチ・ディナー・コース料理にてご提供しております。特別な記念日はもちろん、お誕生日や貸切パーティーにもご利用いただけます。ご家族やカップルに人気のお洒落なお店で貴方をお待ちしております。

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店主の加藤です。アットホームなレストランです。お気軽にご来店下さいね。 ■1975年生まれ   ■加茂郡川辺町在住 ■長野大学卒業■B型

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